|
句のなかにある歯 |
2007年11月23日 23時25分
|
俳人で句に歯のある人を二方紹介しよう。
俳人で歯を使った言葉をのこして有名人では松尾芭蕉であろう。
「衰えや歯に食いあてし海苔の砂」
この句を最初に知った時、あの松尾芭蕉の口の中や心を
ほんの少し覗いた気になった。
いつごろに作った句であろうか、
芭蕉は、1644年生まれの1694年に亡くなられてるので
40代では歯に悩んでいたと推察される。
歯はどの程度残っていたのだろうか。
現代は40代ではまだまだ現役の歯がおおいのだが
芭蕉の時代は平均寿命が短かったので歯の寿命も短かったのだろうか
もう一方は、あまり有名ではないが、
今年の福岡市文学館の企画展で紹介された俳人で
「彼は変わることを
常に恐れずジャンルの境域を超えることに挑戦し
転がりつずけて、今でも私たちに魅了しつづけている。」とのこと。
吉岡禅寺洞の特集が催された。
彼の異端的とされる作品の代表作:
「季節の歯車を 早くまわせ スイートピーを まいてくれ」
などの作品は人のこころに響かせていると思う。
俳句の世界も良いものである。
|
http://dental.eco.to/myblog/archive_51.htm
|
コメント(0) / トラックバック(0)|歯と江戸時代|
|